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血液検査の項目と基準値
血液は、体の中を流れてる赤い液体・・・体重の およそ1/13、すなわち8%をしめています。
健康診断の際、この血液を採取して顕微鏡で観察しますと、たくさんの細胞(血球)が液体の中に浮かんでいるのです。
そして血液とは単なる液体ではなくて血球という有形成分と、この血球を浮かべている液体の無形成分からなっていて、血球は、その性状によって白血球・赤血球・血小板の3つに分けられます。
健康診断などの時の血液検査(血球算定検査)では、血球に含まれている物質濃度、そして個々の血球の数や大きさを測定して、異常がないかどうかの検査をします。
某血液検査室では血球をADVIA120で算定し、その結果を基に顕微鏡観察のための標本をMICROX HEG-120NAで作製します。
血液にはThank Youの法則というのがあります。
正常の血液はThank You(3,9)の法則が成り立つのです。
例えば、赤血球が500万の場合、ヘモグロビンは5×3=15mg/dl、ヘマトクリットが5×9=45%になるのです。
下記に血液検査の項目を血球算定値としてまとめています。
赤血球(RBC)
☆赤血球(RBC):正常値→♂ 3.9〜5.5×106/μl 、♀ 3.6〜4.5×106/μl
赤血球(Red Blood Cell・・・略してRBC)は血球中で一番多い細胞で、正常なら1mm3中 400〜500万あります。
この赤血球の働き(機能)は、炭酸ガスの運搬・酸素の運搬・血液の緩衝作用(pH7.4を維持する)などがあります。
ヘモグロビン(HGB)
☆ヘモグロビン(HGB):正常値→♂ 13.0〜16.5g/dl 、♀ 11.5〜14.5g/dl
ヘモグロビン(Hemoglobin)は赤血球中に多く含まれてる色素蛋白質の事で、鉄を含むヘム(heme)と無色のグロビン(globin) という蛋白質の色素体から形成しています。
その鉄は体内の鉄の総量の およそ65%をしめてます。また、血液が赤い色を呈する物質なのです。
ヘマトクリット(HCT)
☆ヘマトクリット(HCT):正常値→♂ 41〜51% 、♀ 37〜41%
ヘマトクリット(Hematocrit)とは、血液中の赤血球が占める容積比を百分率であらわしたもので、電気抵抗法・遠心法などによって測定されます。
遠心法というのは、抗凝固血液・・・一定の量をガラス管にとり遠心し、その後 全量に対する赤血球層の高さを百分率で表すのです。
そして電気抵抗法とは赤血球が電気抵抗体であることを利用して、赤血球の容積を計測することによって求められる方法です。
平均赤血球容積・ヘモグロビン
☆平均赤血球容積(MCV):正常値→♂ 83〜110fl 、♀ 83〜93fl
平均赤血球容積(mean corpuscular volume・・・略してMCV)の計算式→赤血球1個当りの平均体積{HCT(%)÷RBC(単位100万)}×10
☆平均赤血球ヘモグロビン量(MCH):正常値→♂ 28〜36pg 、♀ 27〜32pg
平均赤血球ヘモグロビン量(mean corpuscular hemoglobin・・・略してMCH)の計算式→赤血球1個当りに含まれる平均ヘモグロビン量{HGB(g/dl)÷RBC(単位100万)}×10
☆平均赤血球ヘモグロビン濃度(MCHC):正常値→32〜36g/dl
平均赤血球ヘモグロビン濃度(mean corpuscular hemoglobin concentration・・・略してMCHC)の計算式→赤血球1個当りの容積に対するヘモグロビン重量{HGB(g/dl)÷HCT(%)}×100
血小板(PLT)
☆血小板(PLT):正常値→130〜350×103/μl
血小板(Platelet)とは、有形成分の中で一番小さく核をもたずに、大きさは1〜4μmで卵円形か円形のときに曲玉、または不正形をしています。
血管が損傷を受けて、出血が起こればお互いに凝集し血管損傷の部分を塞いで出血を止める働き(作用)があるのです。
網状赤血球(RET)
☆網状赤血球(RET):正常値→0.4〜1.6%
網状赤血球(Reticulo cyte)とは、血液細胞は骨(骨髄)でできていて、赤血球の幼弱な細胞を赤芽球といって核を持っているのです。
それらが成熟し核が取れて血液中に出たのが最も若い赤血球なのです。
赤血球の内部はブリリアントクレシルブルーなどの特殊な染色により、網状構造が見えます。
また網状赤血球が増加していると、それは赤血球の造血が亢進していることをあらわし、逆に減少していたら骨髄における造血の低下をあらわします。
白血球(WBC)
☆白血球(WBC):正常値→4.5〜8.0×103/μl
骨髄で産生される血球を白血球といい、大きく分けると骨髄系とリンパ系に分かれます。
骨髄系は、さらに顆粒球(好中性・好酸性・好塩基性)と単球に分けられます。
骨髄中は幼若なものから成熟型といった種々の段階が存在し、血液の中には通常・・・成熟型のみが存在しています
白血球百分率
☆白血球百分率
・好中球(Neut):正常値→25〜70%
・好酸球(Eos):正常値→1〜10%
・好塩基球(Baso):正常値→0〜3%
・単球(Mono):正常値→2〜12%
・リンパ球(Lympho):正常値→20〜55%
・大型非染色球(LUC):正常値→1〜5%
白血球百分率とは、好中球・好酸球・好塩基球・単球・リンパ球があり、それは、それぞれの正常の比率を持っていて、その比率を白血球分類(血液像)というのです。
白血球の総数と分類は、種々の病態や生理的なもので変動します。
好中球や単球は主に異物の処理消化にあたって、好酸球や好塩基球はアレルギーに関与していて、リンパ球は免疫を担当する細胞です。